40代前後でなぜ"棲み分け"が行われ、その後のビジネスマンとしての人生コースがほぼ決まるのか、理由は簡単です。
上位の職階になればなるほど、「確定的」な仕事から「不確定」な仕事の領域が増え、判断し、決断(意思決定)し、交渉しコン占iルする"創造的〃な問題解決力が必要になるからです。
つまり、一人一人の"実力"や"能力へいい換えれば、"変化への対応力.適応力〃にごく自然に差がつき出してくるからです。
ケネス・ブランチャードは『一分間リーダーシップ』(ダイヤモンド社刊)の中で、マネージャーの立場に立つ人に「よりハード(懸命)に働くな、よりスマート(賢明)に働け」といっていますが、不確定な領域になればなるほど、賢明さが露呈してくるものです。
ですから、ミドルにだれを抜擢し、なにを担当させるかの"ミドル用兵術"は、文字どおり企業の今日と明日を決定づける重要なエレメントといえるでしょう。
管理者に求められるパワーについては、さまざまな意見がありますが、これらを要約すると、第1に「考える力」すなわち目標・方針の設定を含め、問題を創り出す力、第2に「決断する力」目標を達成するために、多くの戦略や戦術の中から、もっともすぐれた方法を選択する力、そして第3に「人を動かす力」すなわち人々の力をひき出し、計画を実行する力、この3つといえます。